メキシコ州サンタルシアでの新空港建設
メキシコ大蔵公債省(La Secretaría de Hacienda y Crédito Público: SHCP)によって提出された情報によると、8億8850万(日本円で約53億円)をプロジェクト管理のための入札、加えて14の事前調査を開始するよう記載されており、当初は700億ペソ (日本円で4兆2000億円) の建設費用と三年以内の運用開始を目途としていた。
メキシコ国防省 (La Secretaría de la Defensa Nacional [SEDENA]) は、すでにプロジェクトの正式な登録を行い、8億8557万1400ペソ (日本円で約53億円) をプロジェクト管理のための入札、加えて14の事前調査の開始を始めるように申請した。この計画を実行するために、政府は1億5000万ペソ (日本円で約9億円) を 「空港のインフラ整備」 として予算を保有している。
また、メキシコ国家開発計画 2019-2024 (El Plan Nacional de Desarrollo 2019-2024) によれば、乗客と貨物を対象とし、サンタルシア空軍基地の土地に新たに建設されるメキシコシティ国際空港 (Aeropuerto Internacional de la Ciudad de México: AICM) は、サービスの飽和削減を一つの目的としている。加えてAICMは、メキシコ政府が建設を中止した空港、El Nuevo Aeropuerto Internacional de Mexico: NAIM、建設予算は2850億ペソ (日本円で約17兆円) の代わりとして担われており、トルーカ国際空港 (Aeropuerto Internacional de Toluca) とベニート・フアレス国際空港 (Aeropuerto Internacional Benito Juárez de la Ciudad de México) の計3つの空港で全てのサービス業務を補完する狙いである。
一方、サンタルシアでは、旅客用ターミナルと税関が国内外の業務のために建設される予定である。メキシコ大蔵公債省が提出した情報には、事前投資調査は「第一空軍基地(サンタルシア)での民間と軍事を合わせた空港、AICMと軍事施設の移転」と記述されてており、軍事施設の適切な移転と新空港の配置が重要となっている。