メキシコ高速鉄道プロジェクト再始動
現メキシコ大統領Andrés Manuel López Obrador(通称AMLO)が、前大統領Enrique Peña Nieto(略称EPN)が中止した高速鉄道建設計画を復活させると発表した。
メキシコシティからケレタロを結ぶ鉄道建設プロジェクトがEPN政権時代に進められていたが、落札した中国の企業連盟から献金をもらったという汚職疑惑のため、計画中止となった。
ケレタロ州知事であるFrancisco Domínguezはインタビューの中で、AMLO大統領が大統領の法律顧問であるJulio Schererと一緒に、この問題に関与するように依頼したと話した。加えて、「鉄道建設の管轄は連邦政府だが、大統領は前政権の大プロジェクトを再始動させる。」とインタビューに応じた。このEPN時代に立ち消えたプロジェクトを見直し、ケレタロ州知事は連邦政府が手続きを開始していることを肯定し、土地収用の法的状況を確認することから始める予定であるが、開始日は未定だとコメントした。また、通信運輸省(SCT)とこのプロジェクトを進めるため来週別の会議をする予定であり、まずメキシコシティ-トルカ間、その後、コミッション形式でメキシコシティ-ケレタロ間の鉄道建設を開始する予定であると指摘した。